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株式会社大興製作所
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ぬれ性チェックペン

表面のぬれ特性の測定が簡単にできるペン型ツールです。

・ぬれ性を計測することで、印刷前の対象物の表面状態のチェックや、光洗浄、
 プラズマ表面処理後の対象物の状態を確認できます。
・接触角計などの一般的なぬれ性検査機より簡単に検査を行うことができ、
 ペン型なので試薬を塗布する手間が少なくなります。

 表面改質イメージ

 

                         中心部を改質した場合
                       (処理部は親水、未処理部は撥水)

 テスト手順

1. ペン先を対象物の表面に水平にあて、ゆっくり丁寧に一方向に移動して均一に塗布します。
2. 塗布後、2秒間ほど経過したのちインクが保持されている場合は、対象物がペンのダインレベル以上であることがわかります。

  2秒間以内に、ダインペンのインクが縮小したり、消えたりする場合は、対象物が、ペンのダインレベル以下であることがわかります。
3. 複数のダインレベルのペンを試してみることにより、対象物のダインレベルを特定します。

 

 

 テクニカルノート

ぬれ性(wettability)とは、固体表面に対する液体の付着しやすさを表す性質です。
ぬれ性を検査することで対象物への印刷のしやすさ薬液の塗布などが可能か、などを調べることができます。

 

<特定の種類のフィルムにUV印刷をする場合に推奨されるダインレベル一覧>
※ただし、印刷方法などにより結果が異なるため、あくまで参考値です。

  PE PP PVC PET PS PVDC PU ABS
フレスコ/グラビア印刷 38-50 40-50 36-50 42-54 42-48 42-52 38-50 40-52
リソグラフ印刷 40-50 40-50 36-52 44-56 42-50 42-52 38-52 42-52
オフセット印刷 42-54 40-54 40-52 46-60 42-58 42-54 42-56 45-52
スクリーン印刷/パッド印刷 44-60 44-60 42-60 44-62 42-58 42-58 42-58 48-56

 

 

ぬれ性チェックペン (テンションチェッカーペン) ― パシフィック化学(日本製) ―

 

■ 取扱ダイン

   30 , 32 , 34 , 35 , 36 , 38 , 40 , 42 , 44 , 46 , 48 , 50 , 52 , 54 , 56 , 58 , 60 , 70

 

■ 使用分野

   グラビア印刷、オフセット印刷、UV印刷、スクリーン印刷、パッド印刷、
インクジェットプリンタ、ドライラミネーター、押し出しラミネーター、

   インフレーションフィルム、Tダイフィルムシート、延伸フィルム、コーティング等

 

■ 使用基材

   フィルム: PS, PE, PP, PET, PI, PC, NY, CPP,OPP他
導電性機材:アルミ箔、銅箔、カーボンフィルム、蒸着フィルム
その他:  ガラス、セラミック、プラスチック成形品、不織布等

 

■ 標準試験室雰囲気 (温度 23℃ / 相対湿度 50%)

   

  (試験雰囲気の温度及び湿度の換算表: 単位mN/m)

 

■ 取扱商品

テンションチェッカーペン (バラエティ4本セット / 36,38,40,42) ¥14,960(税抜¥13,600)
テンションチェッカーペン (選べる4本セット) ¥15,400(税抜¥14,000)
テンションチェッカーペン (選べる8本セット) ¥29,040(税抜¥26,400)

 ※ばら売りも対応しております (4,000(税抜)/本)

 

 ガイドライン / 注意事項

・ぬれ性チェックペンは、メーカーごとに相関性がございませんので、複数のダイン№をご利用の際は 同メーカー内のぬれ性チェックペンをご使用ください。他社より切り替えの際は、改めてお客様の用途に応じたダイン№のご確認を推奨しております。

・測定時の温湿度による影響を受けやすいので、所定の雰囲気で測定してください。

・保管方法:使用後は必ずきっちりキャップを閉じ、乾燥ボックスでの保管を推奨しております。

 (直射日光を避け、なるべく乾燥した涼しい場所に保管してください。)

・使用推奨期限:ご購入後、半年~1年(保管状況により)以内でのご利用を推奨しております。
・手や皮膚に液がついた場合は、直ちに流水で洗い流してください。
・本製品は用途以外に使用しないでください。扱いに注意し、子供の手の届かないところに保管してください。

・安全データシートをご利用の際は、お問合せください。

・廃棄方法:残液は紙などに吸わせて可燃ゴミとして、空き容器は産業廃棄物として処理してください。

・ペン液の詰め替えはいたしておりません。